視力低下予防というだけではなくさらに視力向上を目指す“オルソケラトロジー”の治療で使用されるレンズは、“特殊なハードコンタクトレンズ”で、一見通常の“ハードコンタクトレンズ”に見えますが、“角膜”に接する部分に角膜を矯正するための特殊な溝が施されています。

また、通常使用する“ハードコンタクトレンズ”の場合はゴロゴロ感が気になったり、ふとした弾みでゴミが入った時などは涙がボロボロでてしまうほど痛かったりするものですが、この治療で使用される“ハードコンタクトレンズ”は、就寝中にはまばたきをしたりすることもなく眼を閉じた状態で使用されるために、「コンタクトレンズが自分にはあっていない」という人でも通常のコンタクトレンズのような異物感に悩まされることもありません。
さらに、肝心のレンズの素材も酸素透過率が高くて多量の酸素を角膜に与えるので1日24時間、連続で1週間、快適に装用することができます。
視力回復のための“手術”は一度行うと継続して行う必要はありませんが、“オルソケラトロジー”の場合は、一定の期間ごとに使用しなければ視力も元に戻ってしまいます。
これは、デメリットのように思えますが、考えようによっては“安全”というメリットにも取れます。
“オルソケラトロジー”の治療は8歳くらいから60歳くらいの人まで近視の治療を望む人であれば年齢には関係なく幅広く効果を得ることができますが、若い時の方が“角膜”が柔らかいために大きな効果が期待できます。
特に10代の子供たちには、非常に高い効果が表われると言われています。
また、パイロットやスチュワーデス、スポーツ選手、消防士、警察官、モデルなどといった職業柄メガネやコンタクトレンズを付けられない人や、視力検査にパスする必要のある人には特に理想的な治療方法ですが、車を運転する人にとっても接触事故を防止することができたり、ドライアイを防ぐことができるなど、たくさんのメリットがあります。
このようにたくさんのメリットのある“オルソケラトロジー”ですが、普通の眼科では治療を行うことはできません。
近年になってその数は多少増えたとはいうものの、“オルソケラトロジー”の認知度もまだまだ低いことから、一般の人には充分浸透していないようです。
しかし、最近ではインターネットを利用して病院を探すことができるために、病院探しから問い合わせまで随分楽になりました。
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“オルソケラトロジー”の技術を日本の医師たちはアメリカから学びましたが、それは元々西洋人の角膜データに基づいて開発された治療法でした。
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